step1.jpg

ダイレクトリクルーティングは中小企業には向かないのか

中小企業においても攻めの採用活動ができるようにと、千葉県に特化したダイレクトリクルーティングサービス「オファくる千葉」をオープンしてからもうすぐ1年。
これまでに累計で150社を超える企業様にご登録いただき、登録ユーザー数は2,000名を超えました。

しかし、当初の想定と違い、うまくマッチングができた企業様はほんの一握り。
多くの地元中小企業においてダイレクトリクルーティングがうまく行っていないのが実情です。

では、ダイレクトリクルーティングは中小企業には向かないのか?
というと、そんなことはなく、採用に至っている企業様もありますし、何名も面接に至っている企業様もあるのです。

そこで、何が違うのかを調べたところ、うまくいっている企業とうまくいっていない企業にはしっかりと共通点がありました。

止めないことが採用に繋がる

  • せっかく登録しても1回・2回検索して対象者が少ないからと利用を止めてしまう
  • 1回、2回オファーを送って、返信がないからと利用を止めてしまう
うまくいっていない企業様の多くは、このようなケースが多いのです。
ここが命運の分かれ道。採用活動は営業活動と同じです。
1度や2度壁にぶつかったからといって行動を止めてしまうと成果につはつながらないのです。

ダイレクトリクルーティングとはもともとめちゃくちゃ手間のかかる採用手法です。
しかし、登録者の経歴を見て直接アプローチができるとても有益な採用手法です。
中小企業がダイレクトリクルーティングサービスを上手く活用して、成果を上げるために、成功企業の特徴をまとめてみました。
当たり前のノウハウですが、これを忠実に実践できるかがポイントですね。

中小企業がダイレクトリクルーティングを成功させるポイント

search1.jpg

専任者を置く

登録者のデータベースを検索してオファーを送るというのはとても手間がかかります。
特に初めはテンプレートを作成したり、文章の改善を繰り返したりと試行錯誤が必要。
ですので、可能であれば、オファーを送る専任者を置くことをお勧めします。

誰もいないよ!ということであれば社長がやるしかありません。
経営における採用活動の優先度を上げるのだと腹を括ることがポイントですね。

定期的に検索する

検索をしてもなかなか希望の求職者が見つからないかもしれませんが、それが採用市場の現実です。
希望の人材がゴロゴロと転がっているわけではありませんので、宝探しを行っていると捉えるくらいの気概で臨むべき。

そして、やっと見つけた希望の登録者にはあっという間にオファーが殺到するもの。
業種や職種に関わらず、どの企業においても魅力的な人材には共通点がありますから。

ですので、そのタイミングを逃さないために、人材の発掘(検索)を毎日のルーティンにする、 検索条件に応じて自動でメールが届くようにしておくといったことが大事ですね。

簡単に諦めない

1回や2回オファーをして利用を止めてしまう企業がとても多いですが、そもそもの返信率の目安を知っておくことが大事です。
一般的に求人サイト内でのオファー返信率は2%もいかないことがほとんど。 多くの人材紹介会社は大手求人サイトを使って人材発掘を行っていますが、100件スカウトメールを送って1~2件の返信というのが常識です。
ダイレクトリクルーティングに特化した専門サイトでも4~5%あればいいところでしょう。

「オファくる千葉」ではまだ利用企業が少ないこともあり、8%程度を維持していますが、これもこの先ある程度落ちていくことが必至です。
ですので15件送って1件返ってくるかというのが平均値なのです。それを知っていれば、1回、2回で諦めている場合ではないですね。

求職者の立場を慮る

interview1.jpg

簡単にいうと上から目線ではダメということ。
「求職者の立場で考えるべき」と言うと勘違いされることもありますが、何も求職者に媚を売るというわけではありません。
接触の機会を創るために相手の状況を知る、マーケティング上の顧客と捉えることが大事なのです。

求職者も忙しい時間の合間を縫って自分のビジョンや適性に合った企業を必死で探しています。
興味や感心を持つきっかけを掴んでもらうためにも、面接してあげるという姿勢ではなく、 良い会社であることを知って貰う機会を提供するという姿勢
が大事なのです。 実際に「オファくる千葉」でうまく採用している会社の中には面接ではなく、面接前の面談という言葉を使ったりしています。
求職者の立場に寄り添うことでチャンスが広がります。 採用活動は営業活動と同じとはよく言ったのものですね。